2013年7月菅田巌 会長

【地域保健対策協議会】
平成25年度海田地域保健対策協議会の総会が6月6日(木)サンピア・アキで開催された。また6月7日には広島市連合地対協の総会が開催された。

団塊の世代が後期高齢者に達する2025年に向けて医療介護の対応体制の確立が喫緊の課題であり,急性期から回復期,在宅医療に至るまで地域全体で切れ目なく必要な医療が提供される「地域完結型医療」の推進を図る必要がある。

今回,医療法30条の4に基づく医療計画及び高齢者の医療の確保に関する法律第9条(医療費適正化計画)に基づいて一体計画がなされ,昨年末から幅広く県民の声を聴くため,昨年12月から今年1月にかけてタウンミーティングが開催された。それを踏まえ,本年3月県において,これから5か年の第6次地域保健医療計画が策定されている。内容を見ると,人口の急激な高齢化や社会構造の多様化・複雑化に伴う患者の疾病構造の変化に対応すべく

①医療機能の分化・連携の推進
②精神疾患の医療体制(4疾病から5疾病に)
③在宅医 療体制の整備
④地域医療支援センターの取り組み
⑤災害時医療体制の見直し

が図られており,保健・医療・福祉を巡る状況が,大きく変化する中で,地域の医療を皆で守るための様々な取り組みがなされており,効果的な施策展開のためにも,この地対協の役割はますます重要となってくる。海田地対協ではこれらの状況を踏まえながら,引き続き課題が山積する保健医療福祉に関する協議・調査研究を進め,住民の健康の保持及び増進を推進して行く予定である。

広島市連合地対協では,ある区から側弯症の二次検診事業についての検討報告がなされていたが,学校保健も確かに検討することは重要であるが,基本的には側弯症については学校保健委員会で検討するのが筋だと思う。もう一点は病院のM&Aが話題になった。安佐医師会においても人口過剰地帯への病院進出の問題が提議され,ベッド数過剰地帯における広島二次医療圏においても今後も既存の病院の集約化がなされるが,いずれも人材が重要である。

【地域包括ケアシステム】
うつ病とアルコール中毒の生活保護の58歳の患者に対し在宅リハビリ中のケースでは,状況が把握されないまま倒れていた。再度同じことが起こらぬように強制入院となった。87歳の右大腿骨転子部骨折のγネイル手術後の骨頭突き抜け例では,退院後リハビリの連携問題,胸腰椎圧迫骨折例での腹部湿疹では,地域のデイサービスの把握不足等,医療と医療,医療と介護等連携問題の枚挙にいとまがない。地域に帰った際の連携が大切である。

(平成25年6月13日)

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