2012年5月菅田巌 会長

きれいねとあらぬ人とのさくらかな

相生葉留実

平成24年度の年度初めの役員・地区代表幹事合同会議にご出席いただき有難うございま
す。新しく役員及び地区代表幹事になられた先生,どうぞよろしくお願い致します。
今年はことのほか寒い冬だったせいかやっと冬を乗り越えて桜を目にすることが出来,
将に春爛漫である。4月6日府中町の小学校の入学式があり,学校医として府中北小学校の
入学式に参列した。桜も7~8分咲きで天候も良く,新一年生にふさわしい輝かしい入学式
であった。また,この日曜日,桜が9分咲きとなった広島城では,神前結婚式を終えたば
かりの打掛の花嫁,紋付羽織・袴の花婿のカップル,子供の剣道大会,お堀端のお花見客
で賑わっていた。

【第106回県医師会定例代議員会】
3月11日に第106回県医師会定例代議員会・第52回医師共済会総代会・第76回定例総会が
開催され,会長選挙では碓井静照先生が当選された。当医師会から常任理事に津丸周三先
生(福祉・共済担当),裁定委員に福永泰州先生そして日医の予備代議員に私が入った。
資産運用そして県医師会の移転を含む高精度放射線治療センターの建設・運営に関する案
件もあり,AIJ問題ではないが,今後債権の問題が新会館問題や共済会運営に波及しない
ことを願う。

【日本医師会会長】
4月1日に行われた日本医師会役員選挙は決選投票となり,現職日医副会長の横倉義武氏
が,現職会長の原中勝征氏との決選投票の結果,28票差を付けて当選した。横倉新会長は
原中氏の方向性で支持できるところは継承し,改革すべき点としてよりスピードを持って
各種施策を実施,そしてあるべき医療を提示すると述べている。また常任理事に広島の高
杉敬久氏が当選された。

【診療報酬改定】
診療報酬・介護報酬同時改定が行われ,ネットでそれぞれ0.004%,1.2%のプラス改定
となり,診療報酬では本体改定率は+1.379%で,薬価・材料価格を1.375%引き下げるこ
とで捻出した約5,500億円を財源に充てた。各科改定率医科+1.55%の約4,700億円を,
①病院診療所の機能分化と連携
②医療従事者の負担軽減・処遇改善
③救急,がん,認知証など重点分野への評価拡充
④患者の視点に立った医療の実現の4項目に重点配分し,その内容は,病院初診で初診
料の自由診療科など上乗せの導入,即ち紹介状なしの大病院受診患者の負担増,在宅療養
支援拠点の往診に対して往診料の引き上げ,在宅での終末期医療に対し加算の増加で医療
提供体制の強化が図られている。しかし医師会が強く求めている再診料回復,再診料の引
き上げはなかった。かかりつけ医にとっては前回不評であった地域医療貢献加算を細分化
し,時間外対応加算としてI.5点,Ⅱ.3点,Ⅲ.1点,と分けられ,算定要件が明確化され
た。また,2点であるが,一般名処方加算による後発品の使用促進が挙げられている。特
に在宅医療が重点的に評価され,診療機能を強化し,24時間対応可能な体制を整えた在宅
療養支援診療所(在支診)・在宅療養支援病院(在支病)に対して評価している。
4月5日平成24年度診療報酬のポイントと題して説明会を開催した。今後,国が進める社
会保障と税の一体改革素案が目指す医療・介護機能の再編,そして機能連携が強化されて
いく○団塊の世代が後期高齢者になる2025年「2025年モデル」に向けて,改定内容から浮
かび上がる「必要とされる医療機関像」のトレンドをつかむことが大切であろう。

4月12日に新医師会館の竣工式を執り行った。時代にあった機能的な会館となっている
のでご利用頂きたい。
当医師会の当面の課題である①新公益法人制度への対応公益事業と定款の見直し②
125年史の発刊③医師会事業について,皆様の英知を結集し,今後も会員の総意を大切に
し,サステイナビリティそしてサバイバビリティのある医師会運営を今年度も行うのでど
うぞよろしくお願いしたい。
(平成24年4月)

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